大堀 淳(2021年11月)共立出版本書紹介ページ

Standard MLプログラミングを解説する教科書です. 本書紹介ページから一部を抜粋します.

MLを初めて学ぶ者を対象に,Standard ML言語によるプログラミングの基礎から基本ライブラリ (Standard ML Basis Library) の利用法までをわかりやすく解説した定番テキストの改定版である。  初版の刊行から20年が経ち,Standard MLを取り巻く環境も大きく変化したことに伴い,改訂版では,著者らが開発を行ってきた新しいStandard ML系言語 「SML#」 が使用するコンパイラとして採用されており,SML#が提供するシステムプログラミング機能の解説が新たに加えられた。MLプログラミングの基礎を,最先端のSML#コンパイラを用いて習得できる点が特徴である。さらに,初版刊行時にはまだドラフトであった標準ライブラリ (Standard ML Basis Library) の仕様の確定に伴い,第Ⅱ部のライブラリコードをすべて見直したほか,Standard MLの言語仕様の不十分さを補うSML#の機能であるレコード多相性,オーバーロード多相性,およびランク1多相性の解説を追加した。  姉妹書である『SML#で始める実践MLプログラミング』(共立出版,2021)と併せて学ぶことで,本書が提供するStandard MLの系統的な知識を活用し,高度なシステム開発をMLで安全かつ快適にプログラムする技術を身につけることができる。  大学でのプログラミングやプログラミング言語の入門コース用テキストとしても最適の一書である。

改訂の主旨は, 本書紹介ページ からリンクされている まえがき をご覧ください.